不動産の価値が輝く時

不動産に関するニュースが必ずしも明るいものばかりではない時代に、株価の下落が続き、改めて不動産取得の意味が増してきたように思われます。もちろん、金融不安のなかで、金融機関からお金を借りて、短期的な不動産投資をして、短期に回収するということは、難しくなっています。

不動産のなかには収益性の高い賃貸用物件があり、長期的には、預貯金や株式投資などよりも安全で確実な利回りの投資として知られています。地価を中心にして不動産価格が下降傾向にあるなかで、自己資金さえあれば、不動産の取得は難しくありません。

不動産の物件のなかから、割安の中古物件を見つけるのは大変なことかもしれませんが、収益性の高い物件は数多く眠っており、その地域の平均的な賃料から考えて、5、6年程度で購入費用を回収できる物件も少なくないといわれています。確かに不動産価格は全体的に下落傾向にあるといわれています。しかし、地価の下落に比べて、賃料は一定の水準を維持し続けています。仮にあれこれリフォーム費用を投じても十分に当初の不動産取得費用を8年以内に回収し終わる計算です。仮に回収に8年程度かかっても、そこから2年間はまるまる賃料が利益として入ってくるため、10年間の利回りはとても高くなってきます。

不動産について、このような見方が生まれたのは、最近のことです。これが企業における融資を受けた不動産投資ではなく、個人資産の運用の方法として注目され始めたのが今日の新しい傾向といえるでしょう。こうしたことから、不動産関連の企業は、個人の小規模な不動産投資の活性化を目指しており、収益性の高い物件をできるだけ取り扱うようにしています。新興の不動産企業も、大型の不動産開発プロジェクトに関与することによって企業を大きくしてきています。

不動産 ビジネスの再建のためには、個人投資家の育成が欠かせないのですが、証券化や不動産ファンドのように株式投資に似たような投資よりも、不動産を購入して直接、賃貸物件として経営する直接的な投資のほうが安心できるという意見が強くなり、次第に不動産オーナーとなる人が増えてきたのです。自らオーナーになる不動産投資こそが時代を牽引するとは誰も予想できなかったことでした。現在の状況では不動産転売のようなかたちの収益よりも、長期的な利回りを生み出す賃貸転用のほうが現実的な不動産ビジネスとなりつつあるのです。


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